ちょっと未来のブログ

AI時代のライターです。本ブログは、これからくるAI時代の膨大な情報を、小さいトピックごとにフィットするサイズでご案内しながら、その行く末をちょっと未来の記事としてお楽しみいただけるコンテンツとなっております

供給過剰が起こす悲劇に、プラットフォーマーがいいねを買い始める


こんにちはJagiですぅ

今回のお話は、AI時代のエンタメ市場で先鋭化のさらに向こうに待っている世界の様子をリポートしてみたいと思います

現在も進化中の高度な生成AIの登場で、エンタメ業界にあった参入障壁が、ほぼなくなりました。今の時点では、残ってるものもありますが、時間の問題という風に見えます(私的見解)

 

一番の障壁だった作画コストの壁を突破したのが大きいですね。どちらかというと、パソコンやスマホを使いこなせないという障壁のほうが高く残っており、この世代の代謝が行われた段階で、下積みなしで、映像コンテンツを作成できるようになるでしょう

 

また演者の問題も、実写アバターや合成音声を使うことで、TV番組や人気YouTubeチャンネルのようなものもそれほど違和感がないレベルで作れるようになっています

そうなると、突飛な性癖や、一般的には嫌悪されるような世界観の倫理規定越え裏モノエンタメコンテンツが氾濫。メジャーな発表の場から締め出されアングラ化し、継続的にコンテンツを作り続けるような人は、一握りになって素人創作活動ブームは、落ち着くと思います

 

しかし、メジャーでもアングラでも、素人創作によって収集された情報を学習した、完全自動コンテンツ制作AIが誕生し、24時間365日無休で、Botのようにエンタメを吐き出し続け、誰が作ったかわからん、それなりのコンテンツや、確率で偶然生まれた神コンテンツを溢れさせます

 

こうなると末期で、消費者不在で、コンテンツがあふれ、人間のクリエイターは承認欲求不満で、脱落し誰もいなくなります

 

そんな未来を憂いて動くのは、プラットフォーマーです。この人間のクリエイターが誰もいなくなるまでの過程のどの段階で、プラットフォーマーが動くはわかりませんが、おそらく2つの方法で、対策すると思われます

 

1つ目は、生成AIの成果物を排除する。これは現在のお絵描き投稿プラットフォームで既に行われていることで、一定の効果は出ているようです。しかし、閲覧する側のユーザーにとっては、しっかり区別して見られれば、どちらも見たい気持ちがあるので、ページビュー自体は、下がってしまい業績にはネガティブになると思います。

 

2つ目は、消費者である閲覧ユーザーを、囲い込む対策です。こちらは、いわゆるレビュアーの権威付けのようなもので、「この人の評価がもらえるなんてすごいね」という価値創造をプラットフォーマーが行うことで、クリエイターの承認欲求を満たす仕組みです

 

え?今のネットインフルエンサーとどこが違うの?って?
察しが良いですね、全然違わないです(なんだよ)

 

今のインフルエンサー隆盛時代も、販促効果という視点で、同じようにTV、新聞広告の障壁が失われたことで起こっている現象です

というわけで、そんなエンタメ洪水時代の王手プラットフォーマーの四苦八苦を、例によって、未来記事としてまとめましたので、お楽しみください

 

「お金を払うので、見てください!?」いいねを買う土下座クリエイターを生み出す㈱ドサンコに賛否


近年、生成AIによって生み出されるエンタメコンテンツの量が急激に増加し、市場には供給過剰の状態が生じています。この変化は、人間のクリエイターたちにとって死活問題となっており、彼らの作品が注目される機会は減少し、結果として、大半のクリエイターは、Botのフォロワーしかいないような状況に置かれています。

 

この状況に、一部の企業やプラットフォームは、生成AIコンテンツの排除を検討しましたが、既に多くのクリエイターが創作過程のあらゆる段階でAIを活用しており、完全な排除は非現実的であるという結論に至り、解決への道は行き詰まりの状況でした。

しかし、日本の大手プラットフォーマーの㈱ドサンコが考案した、新たなアプローチは、この問題に解決の糸口を見つけ、ユーザー満足度を上げています。

 

それは、これまで「ROM専」と称され、積極的にはコメントやいいねをしないものの、コンテンツの閲覧者として存在していたユーザー層に注目し、その閲覧ログから、それぞれの分野の専門レビュアーとしてスカウトすることでした。

この施策でスカウトされた専門レビュワーは専属従業員として採用され、そのレビューの数と、質によって報酬を得られるうえ、その報酬をランキング式に公開することで、新しい市場を生み出しています

 

この取り組みは、無料で創作物を発表するクリエイターと、有料でレビューを提供する消費者という、従来の役割が逆転した現象を生み出しており、業界内外で様々な議論を呼んでいます。

 

さらにROM専はコミュ障を同時に患っていることが多く、多くの専門レビュアーが、一定程度の攻撃性を備えている点も問題視されています

一部からは、この施策がクリエイターと消費者の新しい関係性を築き、多様なコンテンツの中から質の高いものを選び出しやすくする助けになると評価の声もある一方、クリエイター側がお金を払って、見てもらうともとれるこの状況に、「いいね買いの土下座クリエイターとか、プライドないん?」など、賛否が起こっています

いかがでしたでしょうか?


市場原理が、この時代まで働き続けるかという疑問もありますが、もしそうなら、このような問題が起こる確率もかなり高いのではないでしょうか?

とはいえ、人間が作った創作物のない世界では、レビューすべきものは存在しないことを考えると、答えは自明な気がしますがね(遠い目)

 

ではまた。