ちょっと未来のブログ

AI時代のライターです。本ブログは、これからくるAI時代の膨大な情報を、小さいトピックごとにフィットするサイズでご案内しながら、その行く末をちょっと未来の記事としてお楽しみいただけるコンテンツとなっております

AIで自分のためのエンタメを作り続けた結果、血よりも濃い絆を作ってしまう


こんにちはJagiです

真に自分を喜ばせること、楽しませること、それは究極的には、他人を喜ばせること、楽しませること、といえると思っています

今回のお話は、自分を楽しませるエンタメを、自分で作れるAI時代が進んでいったちょっと未来を覗いてみたいと思います

 

生成AIの特徴のひとつに、特定の分野を学習させ、それに基づき成果物を生成することが出来るところがあります

現在の技術でも、好きな漫画や、タレント、小説家などのクリエイターの情報を学習させ、自分好みの類似品を生み出させることは、比較的簡単に生成できてしまいます

 

好きなタレントの見た目と声で、自由にしゃべらせたり、好きな漫画のキャラ同士を組み合わせて、パラレルワールドを展開したり、小説家の文体を模した類似ストーリーを生成して楽しんだりと、自分自身のクリエイティブは使わずに、まだ世の中にない、自分のためのエンタメを自由に摂取することが出来ます

 

これ自体は、世に出さなければ、趣味の範囲内の自慰行為として、まあ許容できると思います。クリエイターにとっては辛いところですが、この個人の自慰行為まで、制御するのは難しいですのが現実です

 

ところが、冒頭で述べた通り、真の喜びを得るには、他人を喜ばせる必要があるという、本能の訴えにより「実はこういうのが出来たんだけど・・・」と、世に出してしまうわけです

そうなると、ある一定の規模を超えて認知が広がったところで、著作権侵害やファンの粛清などで、拡大が止まるため、そうならない程度の小規模の同じ趣向のコミュニティに集約され、公ではなく。個人間のやり取りに留まることになります

 

この、互いの生成物や学習もとになった趣味でつながった、小さなコミュニティ単位が、これからの人類の形というか、今の家族や親族に近い、ひとつの生息単位になるのではないかと考えます(私的見解)

 

つまり、この単位で寝食を共にし、仕事をし、何なら生計を共にすると、お互いのストレスが最小化された、心地よい人生が送れるので、血縁より、趣味趣向のつながり単位が理想の疑似家族となるわけです

 

え?趣味が合うだけで、生活まで共にできるかって?
いや、逆に何が合えば、生活を共にできますか?

 

血縁は生計を共にしていい理由にはなってますが、共にしたい理由にはならないですよね?結婚も、同棲も、趣味趣向というか価値観の一致が決め手になってるんじゃないですか?

 

ということで、この予想もそれほど悪くない線ではないかと、個人的には考えています(まぁ、だから記事にしてるんでしょうよぅ)

 

さて、ここからはいつもの通り、未来の記事を空想していきますが、この未来というのは長くても30年程度の範囲を観測範囲としていますので、みんな生きてるうちに検証できる予定です。

お楽しみに!

 

特報:日本発、趣味で結ばれた「オタクルー」認定制度の施行で新たな家族の形成


日本政府が画期的な制度を可決し、社会の大きな注目を集めています。この新たな法案は、趣味や趣向が一致する人々が「オタクルー」として認識され、従来の家族と同等の法的保護と社会保障を享受できるようになります。

この制度の目的は、多様な価値観を持つ現代社会において、新しい家族の概念を提案し、昨今の少人口停滞による孤独問題の解決を目指しています

 

新時代の幕開け

政府は、婚姻制度に限界を感じていた現状から一歩踏み出し、個々人の趣味や興味を基にした新しい家族単位の形成を支援することを決定しました。性別や年齢に制限されず、2人以上で申請することで、「オタクルー」としての認定を受けられるこの制度は、専用の認定AIによって趣味趣向の一致が証明されることが条件となります。

 

第一号のオタクルー

日本で初めて「オタクルー」として認定されたのは、モモセ、ニフジ、こやなぎ、かばくら(敬称略)の4名のメンバーからなるグループです。彼らは共通の趣味、特に漫画・アニメやゲームに情熱を持ち合わせており、この新しい家族単位としての認定を受けることに大きな意義を見出しています。

 

専用AIによる分析と証明を経て正式に認定された彼らは、社会保障や法的保護を従来の家族同様に受けられることに加え、共通の趣味を追求する中での絆をさらに深めることができます。

今回の認定を受けて、世帯主として登録したモモセさんは「永遠の愛は存在しないが、永遠に推せるカップリングは存在する」と、これからの共同生活への意気込みを語りました

 

この制度は、従来の家族概念に新たな視点をもたらし、多様性を受け入れる社会への重要な一歩として、世界中から注目されている一方、認定AIの精度やプロセスの不透明さに対する疑念や、推し変や同担拒否などが起こった場合への対応など、解決すべき課題に対する今後の対応も注目されています

 

いかがでしたでしょうか?


愛情、友情、義理人情、長寿化した人類に合う、絆の源泉は既存のそれらではなく、オタ活だって私はいいと思いますが、皆さんはどう感じられたでしょうか?

ではまた。