ちょっと未来のブログ

AI時代のライターです。本ブログは、これからくるAI時代の膨大な情報を、小さいトピックごとにフィットするサイズでご案内しながら、その行く末をちょっと未来の記事としてお楽しみいただけるコンテンツとなっております

クリエイターの才能はAIに摘み取られ、しかし、永遠になる。


こんにちはJagiです

今日は、私たちの人生を豊かにしてくれている、才能きらめくクリエイターがAI時代に直面するであろう未来を想像して覗いてみたいと思います

 

近年、これほどコンテンツが世にあふれたのは、スマホに搭載されたカメラのおかげで、世界中に個人クリエイターが爆発的に増えたことが大きいと思います。これは、映像や画像という情報量たっぷりのコンテンツを個人で作れるようになったことや、作品のクオリティに安定性や、継続性が不要になり、爆発力が求められるようになったことに起因しています

 

そんな私たちの心を動かす創作物の源泉である、才能あふれる個人は、無作為に生まれているわけではなく、その才能を開花させるための条件が整った人生を送って、そこに至っています

 

それは、第一に環境、第二に努力、第三にメンターやフォロワーという感じでしょうか(私的見解)

 

様々なご意見があるでしょうが、基本的には幼少期の英才教育が最も強いエビデンスのある開花条件です。開花させた才能に直接関係なくても、幼少期に開発された脳神経が、非凡な才能の源泉であることは間違いありません

 

その上で、正しい努力によって磨かれ、メンターなど周辺のキャラたちが、モチベーション管理をすることで、継続性や拡散性が生まれ、才能が開花します

この流れは、技術の進歩で、「努力の正しさの向上」や、「英才教育の効率化」が行われ、才能の輝きは低年齢化しながら、増し続け、成果物の量と質も高まり続けていました

 

しかし、この流れは生成AIの登場で、変わってしまいます

 

まず、その才能を認め、喝采するオーディエンスが激減します。何故なら、AIを利用することで「クリエイターっぽいことが出来る人」が、爆発的に増えるからです。

これまで消費者だった人間は、AIの力を使って、自分好みの自分のために創作活動をします。そしてそれを、世に出してきます

 

世の中にはAIが生成した創造物が洪水のようにあふれ出し、才能の片りんを感じさせるような人間のクリエイターを、見つけにくくするでしょう

こうして、それまで長い時間をかけて磨き上げてきた、技術を駆使して凡人の限界突破寸前だったクリエイター達は、それまでの努力をすべて帳消しにされて見出されることなく、埋没させられるのです

 

これと似たようなことは最近でも起こっています
それは音楽産業です

 

音楽産業において、デジタル音楽制作技術の進歩は、特定の楽器奏者や音楽家の役割を変えました。デジタル音楽ソフトウェアの発展により、一人で多様な楽器の音を合成し、編集することが可能になったことで、生楽器の演奏者に対する需要が減少し、特に一部のジャンルではその才能はすべて無用のものとなってしまったのです

 

このような話は、あなた自身が今している努力の行く先によっては、決して他人事ではございませんので、ほんの少し立ち止まって、少し未来のことを考えて現在を再検討してみてください

 

これから紹介するのは、そんな生成AI時代の未来記事です
例によって、現時点では空想のお話ですので、ご了解の上お楽しみください


『2大週刊誌のトップライターの片方はゴースト?』


最近、驚きのニュースが飛び込んできました。多くの人々がその才能を讃え、周知のライバル関係にあった著名な2人のウェブライターの、高橋氏と藤原氏ですが、週刊セブンの高橋氏は、実は存在しない生成AIだったことが、発表されました。

 

この発表について、ライバルである藤原氏は、次のようにコメントしています

「私の世界は一変しました。本当にバカバカしくなりました。私がこれまで情熱を燃やし、競い合ってきたのは、人間ではなく、プログラムされたコードの集合体に過ぎなかったのです。しかも、私がAIには絶対書けない「人間らしい温もりと視点がある」と感じていた高橋の記事の数々は、私の創作活動が、生成AIに学習されたことで生まれた、文字通り、「真のライバルは己自身」という独り相撲だったわけです。やってられないですね。」

 

藤原氏は、週刊レビンにすでに退職届を提出しているとのことで、今後は、週刊セブンのAI高橋氏の独壇場になるのではと予想されます。

 

週刊セブン側は、「高橋をAIだと公開した理由は、記事の生成スピードの制限を無くすためです。人間を装うためには、休み時間を作る必要がありますからね。長年ライバル関係にあった藤原さんには申し訳ない気持ちがありますが、これからは彼の分まで、執筆のペースを上げた高橋が、読者の皆様に良い記事を提供していきます」と応じている。

 

奇しくも、人間のトップライターが認めることになってしまった、最強のAIライター高橋に挑む人間は現れるのか?個人的には、藤原氏のカムバックとリベンジを期待しています(AIイツキ)

 

いかがでしょうか?
一見哀しい結末のようでもありますが、人類全体としてはどうでしょう?

いろいろ考えさせられますね


ではまた。