ちょっと未来のブログ

AI時代のライターです。本ブログは、これからくるAI時代の膨大な情報を、小さいトピックごとにフィットするサイズでご案内しながら、その行く末をちょっと未来の記事としてお楽しみいただけるコンテンツとなっております

どういう印象を持つべきか?刷り込まれた借り物の心からの脱却


こんにちはJagiです

私は日本人なので、海外の方の心の機微や、感じ方には疎いです。という前提で、私が観測している範囲のお話として今回はお楽しみいただければと思います

 

私が長年磨いてきたスキルのひとつに、他人の嘘を見抜くというものがあります。論理の矛盾やしぐさの違和感、動機の見えない発言や行動などを軸に、本心を言っていないくらいのレベルから、明らかに隠しているくらいまでのグラデーションで見極められるように、訓練してきました

 

その過程で得た副産物というか、気づきとして「どういう印象を持つべきか?」というバイアスに支配されている人が多いことがわかりました。

 

え?そんなのみんな知ってるよ?あぁ、そうですか。そういう方はえっと・・
ここまでで、ではまた。(バイバイ

 

私が嘘を見抜くときに、前提として、対象者の利益がどこにあるか?つまりどんな動機を持って、この場にいるか?を、仮定するところから始めます

この仮定が正しければ、その利益に反することを言っているときは嘘。即していれば本当。という大まかなジャッジができます

 

この仮定をした後、次のステップとして違和感を探ります

例えば、会社の同僚くらいの関係性の人を対象に、「〇〇さんはいいよね。」と第三者を褒めるような発言をするとします。すると対象は、いきなり「私はそうは思いません」と言う?言わないですよね。

 

大体が、「そうですねー」くらいの返事になります。これが対象が、学生時代からの友人の場合なら、「そうかな?私は違う印象だけど・・」という返事ももらえるでしょう。

 

この前提にほとんどの人は違和感ないかと思いますが、これは印象バイアスです。親しい関係性なら、遠慮なく本音が出てきて、知り合いくらいなら当たり障りのない言葉が返ってくるもの。と、共通認識のようなものが世の中にできていて、それを私は、共通印象バイアスととりあえず呼んでいます(私的見解)

 

で、この共通印象バイアスをまずたくさん知る。そこからズレた行動をしている人が違和感のある人として仮定し、最初のと合わせて、自分の利益に沿っていない、共通印象バイアス外の行動をしている人は高確率で嘘ついていると判断できます。

 

先ほどの流れで行けば「〇〇さんいいよね」「そうですよね。皆さんの評価高いですもんね」とか返ってきたら、嘘ついてます。という感じです(これがわかれば免許皆伝)

 

投資詐欺なら、「あなたは私を儲けさせたいのですか?それとも、お金を預かりたいのですか?」と率直に聞けば、嘘が見抜けると思います。儲けさせるだけならお金預けなくてもできますもんね(みんな気を付けて!)

 

そして日々このような検証をいろんな人にしていくと(やべぇヤツやん)、もう一つの事実が浮かび上がります

それはこの共通印象バイアスと、利益追求すべきという本能的動機に縛られて、ずっと嘘ついて生きている人もいるという事実です

 

そういう人は、みんなが好きそうなものを好きといい、みんなが嫌いだといいそうなものを嫌いだと言います。努力は大切だと言い、弱いものを助けるべきと言います。

これは、周辺の人と共存するために必要な本能に近い生存スキルのため、自覚のあるなしにかかわらずある程度、誰しもがこうなってます。


でも本心は、多分、「私と関係ない人のことはどうでもいい」です

前段が長くなりましたが、この共通印象バイアスによる自分の行動制御はAI時代に解消される可能性があります。それは、これまで個人を存在させるために必要だった周辺のオーディエンスが、AIで代替されるからです。

 

簡単に言ってしまえば、人間の友達ではなくAIが友達の人がいても良いし、共に働く同僚も、AIでもよい時代になるのです。その場合、自分の思うままに意見を述べても、攻撃されたり、反論されたり、気まずくなったりしないのです!!(これ大事

 

社会人としてはコミュ障気味の私にとっては、こういうの最高です。もっともっと心の内なる願望や欲望に耳を傾け、誰にも支持されないような意見や宣言をいくらしたって気まずい空気になりません。(スベッてるだけともいう)

 

生まれてこの方、女の子だから、まだ子供だから、晴れたらお出かけ、甘いものはおいしいから、仕事はしなくちゃ、体は5体そろってなければ、その服はダサいから、お金は大切だから、保険は安心だから、日本人ならムニャムニャ・・あらゆる刷り込み教育を方々で受けてきて、それが自分の本心なのか洗脳なのかわからなくなってませんか?

 

もちろんそれらの常識のようなものや、共通認識のようなものがあることを知っておくのは大切です

 

でも、知ったうえで、それに共感してないのにやっているのか?やりたいと思ってやっているのかには大きな差があると思います。また、他人も同じ認識を持っていて当たり前と、周辺の人間の考えを自分の思い通りだと勘違いさせているのも、このバイアスだと考えています

 

みんな違うこと考えていて、全員が違う主張をしてきたら、民主主義は成り立ちませんし、これまでの世の中ではやっていけませんでしたが、これからのAI時代はやっていける!私はそんな風になるのではないかと、考えていますが、実際はどうでしょうか?

 

本日はそんな視点で生まれた、ちょっと未来観測記事をお楽しみください

 

労働者の人格崩壊!?AI同僚の功罪
ある企業がAI同僚にメンタルヘルスプログラムを組み込むという大胆な試みに出た。

その目的は、従業員の心のケアを自動化し、メンタルヘルスを向上させることだった。このAIはプログラム通りに行動し、ストレスや不安を和らげることで従業員の心をケアした。結果として、従業員たちは仕事中の心理的圧迫から解放され、よりリラックスして業務に取り組むようになった。それは、職場に心理学者が常駐しているかのような効果をもたらした。

 

しかし、この取り組みがもたらした予期せぬ副作用もあった。人間関係を維持するために必要だった、意見調整やリップサービスなど自己調整機能が低下し、従業員たちは自分の意志や考えをより率直に表現するようになったのだ。

 

この変化は、職場での常識外の多様なアイデアが飛び交うようになるきっかけとなった。昼休みに屋上で羊を放牧する「癒しの農場」の提案から、全員が異なる時代の衣装を着て働く「タイムトラベル・フライデー」まで、創造性は明らかに向上した。同時に、従業員のサイコパス指数の微妙な上昇も見られ、個人の社外での人間性の変化に戸惑う声も出始めた。

 

だが、驚くべきことに、従業員の幸福度も向上した。自己の考えを自由に表現できる環境は、従業員にとって非常に肯定的なものとなったのだ。しかし、同時にサイコパス指数の上昇が、より顕著な傾向として現れるようにもなってしまった。

 

この事態を受けて、政府はサイコパス度を制御する医療プログラムと、関連する法整備の検討を開始した。目的は、AI同僚との共生を継続しつつ、社会全体のメンタルヘルスと秩序を保つことにあった。

AI同僚によるメンタルヘルスプログラムの導入は、予期せぬ多くの変化をもたらしたが、ある研究者は、「人間のAI化の開始だ。これ自体は避けられないことだが、人間にはAIと違って、倫理制御プログラムがインストールできないことが問題だ」と、新たな時代への警鐘を鳴らした。

いかがでしたでしょうか?
バイアスが生む想像から生まれる自制心が、国家の統制になっているのかもしれませんね、、、なんて、示唆に富んでそうなことを言って締めてみます

 

ではまた。